【驚きトリビア】トマトもチョコも!?実は「メキシコ発祥」の身近なモノ7選

メキシコ発祥のもの
メキシコ

私たちの身の回りにある、毎日のように目にしたり口にしたりしているお馴染みのモノ。実は「メキシコ発祥」のものがたくさん隠れているのをご存知でしょうか?

古代文明の知恵や大自然の恵みがもたらした、メキシコ生まれのアレコレを、面白いエピソードとともにご紹介します!

Aguacate(アボカド)

日本でも「森のバター」として大人気のアボカドは、スペイン語で「アグアカテ(Aguacate)」と呼ばれます。メキシコ料理店のメニューで「アグアカテ」という文字を見かけたら、それはアボカドのことです!

その歴史は驚くほど古く、なんと紀元前7000年頃からメキシコなどの中南米地域で栽培されてきた、メキシコ料理の歴史そのものと言える食材です。大航海時代にこの地を訪れたスペイン人たちは、そのクリーミーな食感が自国のナシに似ていたことから「インディアンのナシ」と呼んで驚嘆したと言われています。現在ではメキシコの亜熱帯地域をはじめ、スペインのカナリアス列島など世界中で広く栽培されています。

ちなみに、原住民の言葉であるナワトル語の「アワカトル」という言葉が語源ですが、これには植物の形状から「金玉(精巣)」という意味もあったそうで、古くからエネルギーの源として重宝されていたことが窺えます。

Cacao(カカオ)

世界中で愛されるチョコレートの絶対的な主原料、それが「カカオ」です。このカカオを生み出す神秘的な木も、メキシコを含むメソアメリカ地域が原産です。

カカオの木になるラグビーボールのような形をした大きな果実は「カカオポッド(カカオの穂)」と呼ばれ、長さ約30センチ、幅10センチほどまで成長します。この固い殻を割ると、中には白いパルプに包まれたカカオ豆がぎっしり詰まっています。古代アステカ文明やマヤ文明において、カカオは「神々の食べ物」として崇められ、あまりの価値の高さに通貨として使われるほど貴重なものでした。

Chocolate(チョコレート)

カカオの歴史を語る上で欠かせないのが、お菓子の女王「チョコレート(スペイン語発音:チョコラテ)」です。驚くべきことに、元々のチョコレートは甘い固形のお菓子ではなく、水やミルクに溶かして飲む「高級な飲み物」でした。

スペイン人が到来する前の先スペイン期、アステカの王たちはカカオの粉末にバニラや甘い花、さらにはスパイスを混ぜ、泡立てて冷たいまま飲んでいました。当時の王族にとって、これは疲労回復や不老長寿のための高貴な“薬”だったのです。これがヨーロッパへと渡り、砂糖が加えられ、長い時間をかけて現在の食べるチョコレートへと進化を遂げました。

語源には諸説あり、ナワトル語の「ショショック(酸っぱい・苦い)」と「アトル(水)」が合わさったという説や、マヤ語の「チョコル(熱い)」と「ア(水)」から生まれたという説がありますが、いずれも「カカオから作られた特別な飲み物」を指していたことで一致しています。

Jitomate(トマト)

イタリア料理などのイメージが強いトマトですが、実はこれもメキシコが世界に誇る一大発祥モノ!スペイン人がヨーロッパに持ち込む16世紀より遥か昔から、メソアメリカ(中米の古代文明圏)全域で大切に栽培されていました。

メキシコ(特に中央部)のスペイン語では、トマトのことを「ヒトマテ(Jitomate)」と呼びます。この言葉はナワトル語の「ヒトマットル」が語源で、「ヒックトリ(おへそ)」と「トマットル(トマト)」という2つの言葉が組み合わさってできています。木から収穫したトマトの真ん中(底部分)に、まるで人間のおへそのような丸い点が残ることから、このユニークで可愛らしい名前が付けられました。トマトがなければ、現代の世界中のグルメは成り立たなかったと言ても過言ではありません。

Nopal(ウチワサボテン)

アメリカ大陸に古くから自生するサボテン。中でも「ノパル(Nopal)」と呼ばれるウチワサボテンは、メソアメリカの食文化において今も昔も主役級の超重要食材です。日本では観賞用のイメージが強いですが、メキシコではトゲを綺麗に落とし、ステーキやサラダにして日常的に美味しく食べられています。

さらにノパルは、アステカ文明の壮大な建国神話にも登場する非常に神聖な植物です。アステカ族が新しい首都(現在のメキシコシティ)を建てる場所を探して旅をしていたとき、「サボテン(ノパル)の上に立ち、蛇をくわえて羽ばたく鷲がいる地こそが、約束の場所である」という神の啓示を受けました。そして、まさにその通りの光景に出会った場所に築かれたのが、かつての大都市テノチティトランです。

この神聖な名残は、現在のメキシコ国旗の真ん中にある美しい紋章(サボテンの上の鷲と蛇)として、今も誇り高く描き続けられています。

Dalia(ダリア)

大輪の美しい花を咲かせる「ダリア」。実は世界に存在する約35種類のダリアのうち、なんと33種類がメキシコ原産であり、栄えあるメキシコの「国花」にも指定されています。

古代アステカの時代から、ダリアは大量に存在していたため、当時の神殿の彫刻や建造物などの装飾にもその姿が多く刻まれています。昔のメキシコ人は、この美しさを愛でるだけでなく、料理のアクセントにしたり、儀式やイベントの礼用として使ったりと、生活に深く根差した万能な花として大切にしていました。その後ヨーロッパへ導入されてからは、スペイン、フランス、イギリスといった国々の貴族たちの庭園を彩る最高級の観賞花として大ブームを巻き起こしました。

Poinsettia(ポインセチア)

街中が華やぐクリスマスの時期、絶対に見かける鮮やかな赤い植物といえば「ポインセチア」ですよね。この冬の風物詩も、実はメキシコが発祥地です。古くはアステカ族の人々によってよく育てられていました。

スペイン人がアメリカ大陸にやってきてキリスト教の習慣と融合すると、この花は「キリストが生まれた馬小屋」を飾る花として用いられるようになります。緑の葉に鮮やかな赤が映えるその姿が、クリスマスの奇跡を祝うのにぴったりだったことから、この時期になると世界中に溢れる定番の花となりました。

驚き!他にもまだまだあるメキシコ発祥のリスト

グルメや植物だけでなく、私たちが日常的に使っている意外な文明の利器や調味料も、実はメキシコがルーツだったりします。

  • セメント:現代の建築・土木に欠かせない基礎資材。
  • ハンモック:心地よい揺れで癒される、先住民が考案した寝具が始まり。
  • 唐辛子:世界中の激辛グルメの源流。
  • とうもろこし:世界三大穀物の一つであり、メキシコの主食。
  • かぼちゃ:古代メソアメリカ農業を支えた伝統作物のひとつ。
  • バニラビーンズ:スイーツに欠かせないあの甘く高貴な香り。

こうして見ると、私たちの毎日の暮らしや食卓は、メキシコ生まれのモノに驚くほど支えられていることが分かりますよね。

もし、今回ご紹介した場所以外にも「実はこれもメキシコ発祥なんだよ!」という面白い情報をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントやメッセージで教えてくださいね!

古代遺跡やコロニアル都市、ビーチリゾート、グルメなど観光資源豊富なメキシコ。約7年ぶりの最新版は、マヤ鉄道で巡るユカタン半島の旅や、円安でもメキシコ旅を楽しむ節約術、ローカルグルメを満喫するノウハウなど今のメキシコを楽しむための最旬情報も満載。
¥2,640 (2026/07/18 17:42時点 | 楽天市場調べ)

関連記事一覧

アヒージョメキシコ

メキシコ情報をお届けする「アヒージョメキシコ」では、メキシコ観光情報やタコスやブリトーにテキーラ、日本でのメキシコ文化体験情報などを毎日更新を目標に配信しています。
ONLINE STORE