タコスの種類を徹底解説!定番から絶品まで6選
メキシコを訪れたとき、屋台や食堂に並ぶタコスの種類の多さに驚いた方も多いのではないでしょうか。「タコス」と一口に言っても、具材や調理法によってまったく異なる味わいが楽しめます。今回は現地でよく見かける代表的な種類を6つ厳選し、それぞれの特徴や食べ方をわかりやすく解説します。メキシコ旅行の前にぜひチェックしておいてください。
タコスとは?基本のおさらい
タコスとは、コーントルティーヤ(とうもろこし粉で作った薄いパン)に具材をのせて折りたたんで食べるメキシコ料理の定番です。屋台(タケリア)から高級レストランまで幅広い場所で提供されており、メキシコ人にとって日常食そのもの。具材のことを「グイサード(guisado)」と呼び、種類によって使う肉の部位・調理法・トッピングが大きく変わります。
肉系タコス3大定番
アル・パストール(Al Pastor)
メキシコ全土で最も人気があると言っても過言ではない種類です。チレ(唐辛子)やアチョーテ(赤い天然染料兼スパイス)などのマリネ液に漬けた豚肉を、垂直の回転式焼き器(トロンポ)でじっくり焼き上げます。レバノン移民がもたらしたシャワルマの調理法がルーツとされており、スパイシーかつジューシーな味わいが特徴。仕上げにパイナップルをのせるスタイルが定番で、甘みと酸味がアクセントになります。コリアンダーと玉ねぎのみじん切りを添えて食べるのがメキシコ流です。
カルニタス(Carnitas)
「小さな肉」を意味するカルニタスは、豚肉をラード(豚の脂)でじっくりと煮込み、最後に揚げて仕上げる料理です。外はカリッと、中はしっとり柔らかいのが理想的な状態。ミチョアカン州発祥とされており、現地では豚のあらゆる部位(バラ肉・肩肉・内臓など)を使うのが正統派です。脂の甘みとこんがりとした香ばしさが絶妙で、サルサ・ベルデ(緑のタコスソース)との相性が抜群です。
バルバコア(Barbacoa)
バルバコアは牛の頭肉や羊肉をアガベ(テキーラの原料でもある植物)の葉で包み、地面を掘った穴の中で蒸し焼きにする伝統的な調理法です。週末の朝食として食べる習慣があり、特に日曜日の朝は行列ができるほど人気。ほろほろと崩れるほど柔らかい肉と、ドロッとした濃厚なスープ(コンソメ)を一緒に楽しめるのが魅力です。
個性派タコスをもっと知ろう
タコス・デ・カンパネョ(Taco de Canasta)
「かご(バスカット)のタコス」という意味で、自転車の荷台に乗せたかごの中に入れて販売される蒸しタコスです。フリホレス(煮豆)、チチャロン(揚げた豚の皮)、ポテトなどをトルティーヤで包み、蒸れた状態で提供されます。しっとりとした食感でリーズナブルなため、朝の通勤途中に購入するメキシコ人も多い庶民の味です。
タコス・デ・ペスカード(Tacos de Pescado)
バハ・カリフォルニア半島発祥の魚のタコスです。白身魚をビール衣で揚げてトルティーヤにのせ、キャベツのせん切りやクレマ(サワークリームに似た乳製品)、ピカンテソースをたっぷりかけていただきます。海沿いのリゾート地エンセナダやロスカボスを訪れた際にはぜひ食べてみてください。爽やかで軽い味わいが、暑い季節にぴったりです。
タコス・デ・レンガ(Tacos de Lengua)
牛タンをじっくり煮込んで薄切りにした、通好みの一品です。見た目のインパクトに驚く方もいますが、一口食べるとその柔らかさと深いうま味に驚くはず。タケリア(タコス専門店)の常連客に特に人気のメニューで、コリアンダーや玉ねぎとの組み合わせがベストです。
まとめ:タコスは種類で選ぶ楽しみがある
アル・パストールのスパイシーな旨み、カルニタスのコクと香ばしさ、バルバコアのほろほろ食感など、タコスは種類によってまったく異なる体験ができます。メキシコを訪れる際は、一種類に絞らず複数の種類を食べ比べてみるのがおすすめです。屋台で「これください(Éste, por favor. / エステ、ポル・ファボール)」と指差し注文するだけでも十分通じますので、ぜひ気軽に挑戦してみてください。


